フロアコーティングの持ちはどれくらい?持ちをよくする方法も解説 

フロアコーティングの持ちはどれくらい?持ちをよくする方法も解説

床を保護し、美しく保つために欠かせないのがフロアコーティングです。ワックスがけの手間がはぶけ、お手入れが簡単であることから、高い人気を集めています。

そんなフロアコーティング、気になるのがその持ちについてではないでしょうか。今回は、フロアコーティングの種類別の耐久性や、持ちをよくするためのポイントについてご紹介します。

フロアコーティングとワックスでは持ちが全然違う?

フロアコーティングもワックスも、どちらもフローリングの床を守ったり保護したりという役割をもっています。しかし耐久性や持ちという面からみると、これら2つには大きな違いがあるのです。

たとえばワックスの持ちは半年から1年程度といわれています。水拭きする機会が多ければ、さらに短くなることもあるでしょう。

一方で、フロアコーティングの持ちは、2年から20年以上となっています。また力強く水拭きすると剥がれてしまう可能性のあるワックスに比べて、フロアコーティングでは、水拭きもアルコール拭きも可能です。このように耐久性や持ちという面からみると、フロアコーティングとワックスには大きな違いがあります。

各種フロアコーティングの持ちについて

フロアコーティングの持ちは、使用するコーティング剤によって大きく異なります。具体的には5年から20年と幅があり、平均で10年程度の持ちが一般的とされています。ここでは5つの種類のコーティング剤について、それぞれの一般的な耐久性をみていきましょう。

UVコーティング

持ちがよいコーティング剤として人気を集めているのがUVコーティングです。これは比較的新しいタイプのコーティング剤で、20年から30年もの耐久性が期待できるといわれています。特殊な樹脂をフローリングに塗り、UV照射機をあてることで、あっという間に硬化させ、薄い膜をつくるという仕組みです。

また光沢のあるツヤ感も特徴の1つで、部屋に高級感をもたらしてくれます。さらに滑り止め機能が強いため、小さなお子さんがいらっしゃる家庭や、ペットを飼っているという方にもおすすめです。施工費が高くなるのがネックでもありますが、持ちのよさと見た目のよさから高い人気を集めています。さらに乾燥までにかかる時間を大幅に短縮できることから、在宅施工が可能な場合もあります。

ガラスコーティング

フロアコーティング剤の中でも、もっとも硬度が高いといわれているのがガラスコーティングです。その硬度は7H〜12Hとなっており、こちらも20年以上持つといわれています。その硬さから、水や傷に強いのが大きな特徴です。

見た目の仕上がりとしては、マットな仕上がりとなっていて、自然な仕上がりを求めている人に人気となっています。UVコーティングに比べると、そこまで値段がかからないという点も嬉しいポイントです。

シリコンコーティング

シリコンコーティングは、昔からフロアコーティングの定番として取り入れられてきたコーティング剤です。油性コーティングとも呼ばれており、10年から20年持つのが一般的です。自然な光沢感や、耐久性と値段のバランスがよいことから人気を集めています。また滑りにくいという特徴もあるため、ペットを飼っている方や、足腰の悪い方にもおすすめです。

ウレタンコーティング

ウレタンコーティングも、昔からあるコーティング剤の1つです。比較的安い金額でコーティングができることから、気軽にフロアコーティングを試してみたいという方に人気です。耐久性としては2〜10年程度となっていて、その液剤や作業者の技術によって大きな幅が出てきます。

ウレタンコーティングには、油性・水性・UVカット効果のあるものなど、さまざまな種類があります。担当者に相談しながら、状況と目的にあったコーティング剤を選ぶことが必要です。

フロアコーティングの持ちをよくする方法

せっかくのフロアコーティング、より長持ちさせるためには、日頃から少しずつお手入れすることが大切です。日頃のお手入れでは、ほうきやブラシ、たわしなどを利用せず、モップや雑巾など柔らかい素材を使うのがおすすめです。

またフロアコーティングは、水分・直射日光・湿気に弱いとされています。水で濡れた場合には、そのまま放置せずすぐにふき取りましょう。またできるだけカーテンや日よけをつけて直射日光を避けるようにするよいでしょう。さらに湿気から守るために、梅雨時期には除湿機を利用するなどの工夫が効果的です。

また傷や凹みから守るためには、家具の足にカバーをつける方法がおすすめです。コーティングの種類によっては、水に弱いもの、アクリル洗剤に弱いものなどといった特徴があるため、施工の際に担当者にお手入れ方法について確認しておくとより安心できるでしょう。

まとめ

今回はフロアコーティングの持ちに焦点をあてて、種類別の耐久性や、持ちをよくする方法についてご紹介しました。ワックスに比べるととても耐久性に優れているため、予算や家の状況、見た目の好みなどを考慮した上でコーティング剤を選んでみましょう。

千代田区にあります「株式会社インボックス」は、東京・千葉を中心にさまざまなコーティングを承っております。水性コーティングやUVコーティングに加えて、無垢材向けのコーティングなどさまざまな種類をご用意しておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。